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掘りだしもの:ヨーロッパ更紗

Europe_sarasa新井薬師の市では、いつも数箱の段ボールに何やらいろいろ古いの新しいのの布を入れて商うおじさんがいます。みんな好き勝手に箱の中を掘ります。そう、掘るという言葉がぴったりです。其々に値段は付いていません。
「これいくら?」でおじさんに聞いて、買うかどうか判断します。
私が掘ったのは、男物の古い羽織でした。表地は綿と絹の交織で、さして何という事はありません。
羽裏に更紗、、、を見つけ、しかもヨーロッパらしい感触でした。
「これいくら?」「¥1,000かな、、」ひそかに「ニヤリ・・・」
帰宅して解いてみると、やはりヨーロッパ更紗でした。細かい細かい版です。
最近は、お店の人や、また、私たちが買い物を許される前の時間帯に行われる業者同士の売買の中で、このような物は引き抜かれ別扱いされるのが殆どです。しかし、柄行から見つけにくかったのでしょうか・・・残っていたのですね。
解いて、綺麗に整えられ、ヨーロッパ更紗だよ・・・と売られると全く別の価格が付きます。
これぞ、文字通り掘り出し物だったようです。
Muu * 更紗 * 01:07 * comments(0) * trackbacks(0)

襤褸パーティの話

ranru010207これは、今解いている昼夜帯から出てきた帯芯です。ふつうは一枚の白い帯芯が入っていますが、このようにボロを縫い合わせ、重ね合わせたものが入っている事があります。
これは、ミニ襤褸(らんる)とでも言えましょう。襤褸(らんる)とは、「ボロ」のことです。薬師でいつも麻裂を売っているお兄さんとのおしゃべりで、この襤褸の話が出ました。話のもとは、古裂の価格破壊だったのですが、この襤褸も一時かなり値段が上がったそうです。驚きますね・・・ボロの値が上昇!襤褸は、庶民の貧困から作成されるものですから、藍染めの木綿などが中心となります。解いて行くと、いろんなものが出てきます。
ranru0102071←この帯芯の綿蚊帳地の間から出てきた和更紗です。

あるとき、彼のところにイギリス人のお客から電話が入って、襤褸を六本木のバーまで持ってこいと。行ってみると、この襤褸をまとった外国の人たちが飲みながら踊っていたのだそうです。ボロをまとって飲み、騒ぐ・・・どんな発想から来るのでしょう?
Muu * * 01:51 * comments(0) * trackbacks(0)

薬師_小さな茶箱

月一の新井薬師の骨董市です。寒い、冷たい・・朝7時に到着しました。
yakushi010207甲斐絹を知らなかった縮緬系のお姉さん、何度か教えて・・・今日は、「ネエネエ後で寄ってね、カイキだと思うのいくつか持ってきたから」と声をかけられました。無地のものはありませんでしたが、おおよそピンポンでした。お客からオーダーをもらうと、探す楽しみが増えると言います。そして、失敗したら損をするから真剣に勉強するとも。
small_teabox1参道を入って、山門の左手前に昔からいつもお店を出しているお道具屋の星の樹さん、今日は、小ぶりのそう茶箱にいいなと思うような茶碗がいくつか可愛く並んでいました。「お雛様だから?」と聞くと、「そういうわけでもないけど、今日は小さめで・・・」と笑いながら言います。
奥の塗りの箱に目が止まりました。最初は、何の箱だろうと思ったら、茶箱でした。
145x110x113です。なんと可愛い。
small_teabox2
生意気にお道具も入っています。右奥の仕切りは空っぽでした。
「ここには、何が?」と聞くと。
「茶巾筒かな?いい茶碗が付いてるよ・・・小棗探さなきゃね」と。
small_teabox3普通の茶箱の茶杓は≒16cm ですが、これは11.2cm の可愛さです。楽の茶碗は、直径8cm、高さ5.2cmです。
これに入る棗って?
茶箱を買った後、境内中の店を探しました。見立てで小さな缶や瓶でもよいかな・・・それも、結局見つかりませんでした。
小さな巾筒と小さな棗、また探す楽しみとなりました。


Muu * お茶 * 23:40 * comments(0) * trackbacks(0)

黒侘助

kuro_wabisuke201002061久しぶりに、花でも・・・・
ベランダでひっそり黒侘助が咲き始めました。
侘助の由来は、茶道のワビ(侘)とスキ(好き)の複合語と言われたり、また千宗易の下僕の侘助にちなむとも言われます。
庄崎英登さんの「侘助ツバキの話」には
「花の少なくなる晩秋から早春に掛けての茶の湯にとって、椿は主役です。閑寂な風趣ですから、大輪で満開の花は似合いません。畢竟、一重小輪、薄色椿が、ことに好まれました。それらを茶人は侘助とよびました。
侘びの心をもって花は軽く生けるのがよい。それが侘び茶の美であり、侘び茶の真髄にかなうものだそうです。」とあり、この黒侘助は、あまり歓迎されない種類かもしれません。
しかし、私は好きです。朱でも赤でもない黒赤・・・なかなか自然で見ない色です。
kuro_wabisuke201002062
花言葉・・・簡素、控えめ Mildly
Muu * * 15:16 * comments(1) * trackbacks(0)

さよなら_FFFTP

FILEZillaSotaさんのGumblarウイルスにより、FTP接続時のパスワードが抜き取られ、サイトが改竄される事例が多発しているという話を受けて、長年使ってきたFFFTPからFileZillaに切り替えました。
インターフェースは、FFFTPと少し違い、複数のアドレスを登録するのも、ブックマークを使用と、少し使い勝手が違います。
しかし、ローカライズもなされていて、特には問題なさそうです。
Muu * paso * 23:59 * comments(0) * trackbacks(0)

御物袋と仕覆:何が違う?

先だってのお稽古で袋物の話が出ました。
仕覆はご存知ですが、御物袋を知らない人が以外に多くいました。
gomotsu201002051御物袋は、茶碗や茶入れ、時には徳利や香合など大事な器を大切に保護して保存するために用いられる袋ですから、拝見などといった人前には出る事がありません。知らないのも納得です。
私が仕覆作りを習い始めて、最初に作ったのが画像(左)の御物袋です。少し大ぶりの井戸茶碗の袋です。全周のつがりを完成するのに苦労した記憶が鮮明です。
gomotsu201002052仕覆と御物袋・・・何が違う?
仕覆は、洋服に例えるなら完全オーダーメード、御物袋は、サイズ別のレディーメードとなります。
製図、縫製、裂素材の全てが違います。器の横から見た全周の長さが同じでも、仕覆は、底は底で型紙を起こし縫いますが、御物袋は全周が決まれば、底が少し大きくて高さの低い茶碗でも、底が少し小さくて高さが高い茶碗でも周囲が同じであれば製図は同じになります。gomotsu_201002053型紙に、底と側面の区別はなく、1枚の型紙で縫われます。用いる素材も保護が目的ですから、一般的には正絹の縮緬を表裏に使います。緒も長緒になり、綿は全面に入れて、器の保護を約束します。
つまり、器の大きさ、形状にぴったりに作り、人前に拝見に出す袋が仕覆、ぴったりではないが保存を目的として作成され人前には出ない影の袋が御物袋と言えます。
御物袋(左)と仕覆(右)を並べて写真を撮りましたので、その違いを見てください。
Muu * お仕覆 * 23:48 * comments(0) * trackbacks(0)

古袱紗作り:福のキープ

kofukusa_2010021袱紗は「福」の縁起をかけて糸を途中で切らずに縫います。玉止めも作りません。止めは縁起にかないませんからね。正絹の手縫い糸の巻きそのまま、つまり、縫うためにいくばくかの長さに糸を切っては縫い始めません。巻きの糸にそのまま針を通して縫い始めます。
仕上がりの5MM外を3辺続けて逆コの字に縫います。kofukusa_2010022
縫い終わりは3,4cm程返し縫(画像上部)をし、不要な縫い代カットします。特に耳はつれる原因になりますので断ち切ります。縫い代が少なくて断ち切れない場合は、耳に切り込みを入れてつれを防止します。
巻きの糸から、裂を表に返すための緩みをたぐり、糸をはしご状にした一か所から表に返します。返すとき、角は必ず交互に縫い代を押さえて直角を保ちます。kofukusa_2010023これを確保しないと袱紗の仕上がりは、台無しです。表に返した後から何とかしようとしても、形は崩れるばかりになります。
表に返ったら、返すために緩めたはしご状の糸を巻き戻し、返し縫をして糸巻きに戻します。
こうすると、本当に必要な縫い糸分しか使わず、1本で継続して縫いあげられます。つまり、シフクの福をキープして縫いあげることになります。
Muu * お仕覆 * 23:25 * comments(2) * trackbacks(0)

狭いところが好きなの

Muu1001171部屋の片づけをしていると、手伝いの手(通称:猫の手)が自主参加します。ちょっとできた書棚と吊戸の隙間(有効 85mm)は、すぐに占領されます。ここで、高みの見物状態です。
Muu1001172最近やっと、大きなネズミを捕りました。首輪の鈴が捕獲にマイナス要素だろうと、はずしてあげたら・・・首輪なしがお気に入り、やはり首も自由がいいみたいです。
Muu * kazoku * 22:35 * comments(0) * trackbacks(0)

DIY_生のり付き壁紙

暮れからの掃除は継続しています。「どうしてこんなにヤニだらけ」という名前の部屋があります。
約10畳強・・・思い切って真っ白にしてしまおうプロジェクトがにわかに起こりました。
wallpaper2取り寄せたのが、真っ白の生のり付きクロス45M。今までは切手方式(裏に水を付けて貼りつける)のクロスを貼っていました。今回この生のり付きを採用・・・ただ、困ったことに生のりなので、生であるための期限があります。期限内に貼り終えなければなりません。のりが腐ってしまうのでしょうか?
届いたときは、画像のようにのりが乾燥しないように両端の小口にはビニールキャップがついていました。生のりの養生シートには50mm刻みの格子がプリントされています。これはとても重宝します。
wallpaper1私のクロス貼り道具4種です。
今までは3種でしたが、今回から白いプラスティックの細長いTOOLが加わりました。片方がとがっていて、コーナーを押さえます。もう一方は、額縁周りの収まりを決めるためのローラーが付いています。
少しずつ白くなる部屋を見た娘に言われました・・・すぐベージュになるんでしょ?と。
いえ、いつまで白いか掛けてみませんか?と今は思っています。
Muu * * 01:14 * comments(0) * trackbacks(0)

いちご錦

ichigo_nishiki_up骨董屋さんのガラスケースの中で見つけた古袱紗です。
錦の糸がふわふわで優しく織り込まれています。
どれだけ時代を経てきたのでしょう?
気に入って懐中され、お茶席で活躍したことでしょう。
「侘び」にぴったりの裂に思わず飛びつきました。今作られている裂には、このような趣があるものは皆無です。
なぜそうなってしまったのでしょう?
ichigo_nishiki1
Muu * お茶の裂地 * 23:43 * comments(2) * trackbacks(0)
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