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茶室の寸法

自宅の引越しが今週末と直前になりました。

そんな中、図面の方も決めて行かなければなりません。

茶室の各部の納まりをどうするか?ここが一番考えるところです。標準寸法に全てを置き換えて行けば楽?しかし、防火指定のかかわる部分は本来の作り方が出来ません。にじり口の板戸の外側には、防火戸を置き2重構造になります。

床の間の壁に設置しようと思っている下地窓も同様です。内側に媒竹の下地窓、外側に防火窓の組合せ、どうもおかしい構造ですが都内の小さな敷地に目いっぱい建物を建てようとすると、全ての外壁が延焼のおそれのある部分に入ってしまいます。

いっそ、敷地の真ん中にペンシル状の5階建てを建てればうまく行きますが、それも工費と使い勝手が問題になります。

 

さて、以下は自分用のおぼえがき

落し掛けの位置:隣接鴨居下端〜7寸(21.21cm)〜8寸(24.24cm)

にじり口の寸法:W 2尺(60.6cm)or 2尺1寸(63.68cm)

        H 2尺2寸(66.66cm)or 2尺3寸(69.69cm)

畳に干渉する床柱: 欠き込み or 竹の子

床柱の径の呼名: 末口⇒最上部、目通り⇒人が立った目の位置、元口⇒最下部

無双:掛け軸を吊るす釘がついた横木を無双四分一(無双)。幅の違う掛け軸をバランス良く二幅、三幅と掛けられるように釘が左右に動くようになっていて、一般的に杉や桧の無双が用いられるそうです。

 

お恥ずかしい話ですが、支給にする床の間材料を材木店から購入して、「無双はおまけでプレゼントしますが、何幅掛けですか」とメールで質問されて、意味がわからず調べた経緯があります。

床の間の釘類にも全て名前があり、流儀によっても違いがあります・・・深く考えると、底なし沼に入ってゆく感じがしますが、「和室以上茶室以下」を旨とすれば気持が楽になります。床柱に桑の原木を用いるところからして既に格式高い茶室ではなく、砕けた茶室になりますし、茶室として計画する部屋も普段は居間続きで居間として使われそうな雰囲気ですから。

author:Muu, category:建築, 22:30
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ノスタルジー構造用教材

新年早々、面白くない話題でごめんなさい。

家中の片付け続行中、出てきたものです。建築系の大学へ行って建築を学び始めると必ず買った日本建築学会の「構造用教材」昭和24,5年版です。もちろん、主人や私が学んだ時代よりずっと以前に発行されたものです。

鉄骨もまだ型鋼といえばレールしかない時代、継手はリベット、有名なビルのS,SRCの柱リストや鉄骨詳細図が建物名称付きで紹介されていたりして、見る絵本のような錯覚を覚えます。

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構造形式の中にレンガ造があったのですね。右は、今の構造用教材で日本建築学会のHPに掲載されているものです。私達のときは2冊に分かれていましたが、今は1冊、しかもデジタル版もありました。会社の人に聞いてみると、ボクは1冊でしたとか2冊だったとかかえって来ますから、年代のバロメータになるのかも知れませんね。

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昭和24,5年当時価格は2冊で380円でした。

author:Muu, category:建築, 13:54
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ノスタルジーAUG-JP

元旦から片付けの続行です。

ゴミの山から見つけて、何となく何か残しておきたいとノスタルジー。

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2003年に開催されたAUG-JP(日本オートデスクユーザー会)のセミナー資料です。2000年の12月に結成され3年目を向かえるユーザ会、AUGI のジョンやリンが来日しての公演、オートデスクも志賀社長、ユーザ会は、5千人強のユーザ構造でAUGI-JPの前身の時代の話です。

この中で村上さん(muraさん)の話に REVIT がはじめて登場しました。タイトルは、「ADT Revit VIZ 建築設計にどう使う?」です。

AUG-JP3

ADT、REVIT、VIZ の3ソフトについて言及しています。VIZは、この後3DSにまた、REVIT やADT(Autocad Architecture)にも高機能のレンダリングエンジンが搭載されたことにより、話は変って来ます。

「建築は、まだまだ2次元の図面が多い」、、、この時から13年経った今、同じ言葉がそこここで聞こえます。変っているようで、あまり変わっていない?そんな思いでこの資料を眺めました。3Dにかかわりながら2Dにため息!今年は少し減って欲しいと願うばかりです。

author:Muu, category:AutoCAD, 00:50
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あけましておめでとうございます

片付けのゴミの山中で新しい年を迎えました。

今年は酉年ですね。これも片付けているときに出てきた燕岳の燕山荘のスタンプ、雷鳥で新年のご挨拶です。

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ここにいらしてくださる皆様にとってよき年でありますよう。

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

author:Muu, category:, 01:20
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忘れていたこと

家中の片付けをしていると、ずっと昔の思い出がボロボロと目の前に現れ、驚いてしまいます。

これは、1980年のデスクダイアリー、何とパンとお菓子のレシピーだらけです。

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渋谷に葉山ベーキングスクールというパン教室があって、そこに通っていた頃のダイアリーでした。

クリスマス前には、シュトーレンを12個も焼いています。知り合いに配っていたのですね。お見舞い菓子、お歳暮も全て手作り菓子の詰め合わせ、パン類は毎日のように焼いていたようです。

食パンはもちろん、クロワッサン、ライ麦パン、ロールパン、レーズンパン、フランスパン、ゴマチーズパン、ピツァ生地、ブレッチェン、中華万、タイガーブレッド、トマトパン、サバラン、ビネンステーヒ、ブリオッシュ、クーゲルホフ、中華麺、何でも作っていた。そんな懐かしい日々がずっと遠くにありました。

台所を片付け始めると、また様々な型や道具、フランスパンを焼くときに使った天板に敷き詰める小石まで、出てくることでしょう。

お節料理を作らない年末は結婚以来はじめてのこと、四国の実家では娘が代役をしてくれたようです。

 

片付けの途中、主人が、「これ何だかわかる?」と見せてくれたのは、大きなクリスマスカード、有名な洋菓子店の名が入っています。中をあけると真っ赤なクリスマスソングのソノシートが入っていました。ソノシートって、こんなものです。昔、クリスマスケーキを買うと付いて来たそうです。情報の少なかった時代、こんなしゃれたサービスがあったのですね。

忘れていることが一杯です。

author:Muu, category:, 23:11
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しふく納め

今年も後2日、都内の道も電車の中も少しすいて来ました。すいてこないのは、「片付けなければ〜」と焦る私の気持だけのようです。

今日は、最後の仕覆納めで新宿まで出かけました。初めてのお客様への納品は、少々緊張いたします。心を込めた袋を気に入って下さるかどうか?心配ですが、その場での判断よりも使っている内に解ってもらえるのが何よりのことと考えています。

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底は丸く仕上がったのか?使い手が袋を手にするとき、手が感じてくれるもの。緒の色や太さ、しなやかさはこれで良かったのか?紐を解くとき使い手が指に感じる触感。裏はこれで良かったのか?紐を解いたとき最初に目に飛び込むお道具と裏の組合せも使い手が目に感じるもの。

3つのお道具、それぞれに個性があり、仕覆作りを十二分に楽しませてもらいありがとうの感謝で一杯です。

author:Muu, category:お仕覆, 17:39
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ノスタルジーR13

今日から年末年始のお休みに入りました。本気で引越し準備をしなければなりません。いつもは、休みに入るとすぐに四国に帰省してむこうでお正月ですが、今年は娘が一人代表で帰省し、二人残って片付けです。

忘れていたものが次々にひょっこり顔を出します。

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この臙脂色のCDと同色の分厚い懇切丁寧なマニュアル類数冊を懐かしく思い出す人もいるでしょうね。処分する前に、何故か画像を残したくなりました。windows3.1/NTかDOSで使っていましたね。マシンも今に比較すると本当に貧弱なマシンで、よくブルー画面に遭遇したものです。

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もう、20年以上前のことなのですね。今の人には「NECシリーズ」の意味がわからないと思います。1990年に日本IBMがはじめて出したのがDOS/V、東芝や富士通、エプソンなどはこれを採用しましたが、NECだけはPC-9800シリーズを通し、DOS/V対応機を販売しませんでした。そのため、NEC用とDOS/V用の2種類にベンダーが対応していたのです。何だかどれを取っても懐かしい。オートデスクも晴海のトリトンに引っ越す前、郵便番号も3桁でした。

author:Muu, category:AutoCAD, 23:38
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仕覆と型紙

もう何日残っていますか?カウントダウンが始まっている中の仕覆作りです。

何とか、年内にお渡ししたいものです。

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3種のお道具は、奥から斑唐津呼び継茶碗、前左は李朝そろばん茶入、前右は桑平棗です。裂はどれも18世紀の渡りもの、印度更紗とインドネシアの絹絣。

茶碗の型紙は2枚、茶入の型紙は3枚、棗の型紙は4枚構成とそれぞれダーツの入り方が違います。この違いは何から来るかと言うと、底と側面の変化の度合いです。変化の度合いが大きいほどダーツを多く入れないと底から側面への移行が道具に沿ってきれいに丸く仕上がりません。今は、つがりを付けて、全体に霧吹きし、自然に乾くのを待っている状態です。

組みあがった緒も水をくぐらせ、乾燥中・・・何とか、ギリギリ間に合いそうですね。

author:Muu, category:お仕覆, 21:55
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フェイドアウトの更紗

昨日お茶事に出かけたとき、腰掛待合の円座について考えました。用意されていたものは、正式な菅(スゲ)の1尺Φの円座でした。

私の茶室はどうするの?と自問。どうも、菅を準備する気持になりません。何しろ計画のステータスが茶室以下ですから。

古い更紗で円座もどきを作ってみたらどうかしら?以前にどこかで赤地ペーズリーのヨーロッパ更紗で作った円座見立てが用意されていた茶室がありました。ヨーロッパ更紗では何だかお煎茶風になりそうだし、裂地も薄くてすぐ破けそうな気がしますし、腰掛がにぎやかすぎる。古い和更紗ならどうでしょう?

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江戸末の堺更紗、布団表一枚分を思い出しました。十分に時間をかけて、かけた時間の分だけ全体にフェイドアウトしています。尺四方に角を少々フィレットして円座風にするそんな計画です。この裂は、140x175cmの一枚もので出来ています。江戸末頃にこの幅の国産木綿布は織れなかったはず、手紡ぎの白布で輸入されたものに堺で染められたものでしょうか?布の質感は鬼手印度更紗の裂と似ていますが染めはどう見ても堺更紗で、ちょっと不思議な布です。

以前に友人に話したとき、1枚ずつ裂地を変えて作ったらと言われました。それも面白いけど、遊びすぎでは?さて、我が家の円座はどうなるでしょう?まだ先のことですから、ゆっくり考えたいと思います。

author:Muu, category:更紗・縞(和物), 10:43
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久しぶりのお茶事

仕事のせいにしてすっかり茶道から離れていた昨今ですが、今日は「松尽くしの」正午の茶事に行ってきました。イブイブだから、少しクリスマスっぽい小物で・・・着物を着るのも久しぶりのことです。

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今日は何と正客役、最初はとても緊張していましたが、初炭が始まる頃にはもうすっかり今日はじめてお会いした連客の方々と和気藹々・・・表1名、江戸千家1名、裏3名の構成でした。同門の茶事と違って、様々なことが聞けてとても勉強になります。こういうとき、表はこうして、江戸千家はこう、裏はこうするといった感じです。例えば、茶入拝見のとき、裏はお茶を使い切っていますから茶入を傾けても大丈夫、しかし、表はお茶が残っているから傾けるのはNG。じゃ、1碗5名分のときは人数分数えて茶碗に入れるのですね。途中で声を掛けて時蕎麦になっちゃうとまずいですね。

 

しかも、お茶室が京間4畳半で、今私が計画しているのと全く同じです。木の使い方、明かりのとり方、床柱の納まり、網代(3尺、勾配)と葦(平)の天井、天井見切りは桜の皮付き丸太、蹲、踏石、腰掛待合、勉強の数々です。計画当初有名な茶室設計の専門家に相談を持ちかけたが、工費の桁違いから、近くの工務店に工事を依頼された。工務店の社長さんは長年茶室を手がけてみたいという夢があり、自ら鹿児島に出向いて屋久杉をトラックに満載して帰って来たとか。床柱は末口135程の錆丸太で末は畳寄を越えて畳の縁にめり込んで納めてある、水屋との境の欄間は450x2900程の皮付き屋久杉一枚もので樹形がそのまま表現されるなど、作り手のパッションが各所に満ち満ちています。この工事だけで7ヶ月を要したとのこと、さすがに立派なお茶室でした。家はここまで行けない、和室以上茶室以下でいいとボーダーを引いて帰宅した感もあります。

心のこもった手作りの懐石の数々、驚きながら美味しく頂きました。後座の花は、利休という名前の和蘭でした。詫びた色目と風貌がご馳走でした。薄茶が終わって、ご主人様が釜の湯でコーヒーと紅茶を入れて?点てて?下さいました。美味しかったこと!またお茶会に行きたくなってしまった私です。

さて、一日楽しんで来たので残りの仕覆作りに集中しなければなりませんね。

author:Muu, category:お茶, 19:26
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