- 初釜
- 自主練(19)
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2023.10.13 Friday
2か月お休みしての風炉最後の自主練(五行棚中置)です。
備忘録程度にメモを残しておきます。
床:秋空一声雁 前大徳寺 小室大心
花:なごり:屋久島薄、水引、杜鵑、藤袴、金水引、桔梗、霜柱
花入:古朝鮮唐津 胴張
棚:五行棚風炉:唐銅道安
釜:富士釜
水指:阿蘭陀耳付
薄茶碗:李朝玉子手、瀬戸「山泉」、古萩紅釉掛、他
薄茶器:時代高台寺蒔絵中棗
建水:唐銅 浄益菓子:三原堂「南瓜ランタン」、ピスタチオクッキー
菓子器:益子黒釉鉢、曙角盆
茶:珠の白 小山園さて、お稽古memo
1)T、U、Yさん 皆五行棚中置です。4服点、2服点x2 沢山、お薄を頂きました。
2)Fさん 今日は、飲み専(東京美術倶楽部の催しで歩き回って疲れた後だったので)
お稽古が終わると水屋仕事は各自せっせと、いつものお疲れさんの宴準備、ロゼのシャンパンと白ワインを開けます。
枝豆、花豆の煮もの、Tさんお持たせのポテチ、シャインマスカット、など。
今夜も真面目に楽しくお稽古できましたね。お疲れ様でした。
次は、炉開き?
昨年は、主人も皆さんと一緒に炉開きの茶事を楽しみました。一年はなんと早いのか?また一年はなんと変化するのか?こんな会話を致しました。
- 阿蘭陀水指
- やっと湿し灰
- 葉蓋で洗い茶巾
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2023.07.01 Saturday
3か月ぶりのお稽古です。
風炉になって初めてですね。
庭から歌仙草、ガンピ、フシグロセンノウ、撫子、のこんぎく、矢筈薄、木槿、立ちシャジンetc持参。「茶花がいっぱいあって、花月にしたくなっちゃうわね」と先生。
本宗全籠に入れました。
毎回お稽古に持参した茶花の2-3種について、社中の皆さんにその花の話をして、名前を憶えてもらうのが私の役目です。
今日は、歌仙草とフシグロセンノウの話をしました。
お稽古は、蒸し暑い今にふさわしい、点前「葉蓋に洗い茶巾」でした。直前に先生が庭から梶の葉を摘んで来て、葉柄を斜めに切り落とします。
考えてみると、年に一度この稽古をしている気がします。
涼やかに水音を手前で出す、簡単そうで・・・意識しないと難しいものです。
- 二文字押切
- 自主練(14)
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2023.03.17 Friday
3月3日に予定していた自主練が家人の退院の都合で延期になって、今日の夜となりました。釣り釜をしましょう。
お菓子は、3月3日用に求めていた本郷三丁目三原堂のお干菓子と桜餅です。家人の病院に通うとき、三原堂のお菓子がいつも気になります。桜餅は食べてしまって、画像がありませんが、大きめの山桜の葉2枚で御餅を包んだ、優しいお味の桜餅でした。
床:薫風自南来 福本積應老師直筆
花:日光椿、黒文字
花入:備前
釜:竹文肩衝 金森紹栄作炉縁:槐木地
香合:桜染付
香:柴舟 鳩居堂
茶入:古伊羅保肩衝、仕覆人形手紬地金襴
濃茶碗:黒楽「瑞鳳」庄楽 など
薄茶器:若松中棗 八代中村宗哲、絵:日比野白圭
薄茶碗:庄三手七賢人、花蝶文茶碗 青木木米 など
水指:青木木米染付
建水:阿蘭陀
菓子:干菓子、桜餅(三原堂)
菓子器:梅花真塗、古織部鉢
茶:喜雲(丸久小山園)、弥名の白(星野製茶園)
さて、お稽古memo
1)Yさん 初炭(釣り釜の初炭、思い出しましたか。でもよく炭がおきました。)
2)Fさん 今日は、お客のみでした。
3)Tさん 丸卓薄茶(近々の茶会のためのお稽古、3服各服点、美味しかったです。)
4)Nさん 丸卓濃茶(少し思い出したようですね。頭が止まっても手は動く!)
Fさんお持たせのワインに、今日のつまみは、乾き物、御新香、枝豆。気が付くと、いつもの終電まじか。
いつも通り、充実したお稽古でしたね。お疲れ様。
- 自主練(13)
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2023.02.03 Friday
今年初の自主練、初釜風です。
炉縁や釜を普段使いでないものに変えてみました。
床:春入千林處々鶯 前大徳 小室大心
花:椿紫式部、満作
花入:唐銅 鶴首
釜:撫肩釜 角谷一圭作炉縁:細川家門古材栗撲り 平安清鳳作
香合:鳥香合 野々村仁清
香:座雲 鳩居堂
茶入:古高取黒まだら肩衝、仕覆蜀江錦
濃茶碗:黒楽「瑞鳳」庄楽、益田鈍翁作赤茶碗満岡忠成識箱
薄茶器:若松中棗 八代中村宗哲、絵:日比野白圭
薄茶碗:庄三手七賢人、花蝶文茶碗 青木木米、古虫明焼松絵時代物茶碗
水指:初期伊万里染付花紋 時代壺
建水:唐銅 浄益
菓子:駆けうさぎ(虎屋)、和三盆(富士屋)
菓子器:古萩、真塗松葉盆
茶:喜雲(丸久小山園)、弥名の白(星野製茶園)
さて、お稽古memo
1)Yさん 初炭(今日の五徳は鬼爪、胴炭がぎりぎりでしたね。でもよく炭がおきました。)
2)Fさん 濃茶運び(開けたてのお抹茶、3服各服点、美味しく頂きました。)
3)Tさん 濃茶茶碗荘(手慣れた点前、3服各服点、新しい釜いかがでした。)
4)Nさん 薄茶運び逆勝手(今月は大炉の時、逆勝手も思い出しておきましょう。頭で逆とをメージするとダメですよ。)
5)Oさん お客のみで、見学でした。
今日のつまみは、乾き物、Yさんお持たせの巨大苺も出しました。気が付くと、いつもの終電まじか。
お疲れ様でした。今年もよろしくお願いします。
- 鬼爪の五徳
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2022.12.12 Monday
撫肩のやや平たい釜をのせるために、炉用の五徳で少し高さのあるものを探していました。
今置いてある笹爪の五徳の高さは、13.5cmです。2cmほど高いのがちょうどよい。もちろん五徳の下に調整専用の瓦を置くのもありですが、やはり安定感はいまいちです。
やっと見つけました。釜師加藤忠三朗作の釜程にずっしり重い五徳、爪は鬼爪で高さ15.6cmあります。
迫力のある虫食いの爪ですが、どこか丸みの中に優しさがあります。作者の師角谷一圭の釜を据えてみると、絶妙なバランスです。師の釜を弟子が支える?
メモ:加藤忠三朗(十二代)
昭和23年名古屋市生まれ。代々尾張藩の釜師を務めた家に生まれ、20歳頃から本格的に活動開始。父十一代忠三朗、角谷一圭に師事する。平成3年、十二代加藤忠三朗を襲名。