- 黄色のヨーロッパ更紗
- 謎がとけました
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2021.11.08 Monday
以前にここにアップした怪しい更紗の謎がなんとなく解けました。
昨日集まった仲間と協議の結果です。
http://blog.nakaji.moo.jp/?eid=975351
織幅は和もので両耳付き、しかし染はどう見ても柄も色も蝋引きの手法も和ものではありません。
糸はS字糸で日本か中国産です。
この原布が、(多分)フランスに渡り、いわゆるジュイの手法(多分、銅版)で染められて、日本に戻って来たものという結論になりました。
長年、この更紗何だろう?と思っていましたので「スッキリ」しました。
- 五感で裂を楽しもう会(2)
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2021.11.07 Sunday
表題の集まりの第2回目となりました。午後から仲間がやってきます。
前回はインド・ペルシャ更紗がテーマでしたが、今回は「ヨーロッパ更紗」がテーマです。
ヨーロッパ更紗とは、印度更紗の影響を大きく受け17世紀以降のヨーロッパ各地で作られた更紗ということになります。
大航海時代、東インド会社はインド更紗というヨーロッパではそれまで見たこともない綿織物をもたらしました。それまでは、ヨーロッパで綿花栽培の分化すらなく木綿自体が新しいものでした。・・・1686年の更紗禁条令→条令解禁→オベルカンフの登場、ジュイ→各地の更紗 こんな大きなながれでしょうか?
手法も「木版」→「銅板」→「ローラー捺染」と大量生産の流れが確立されました。
以前にここにアップしたヨーロッパ更紗の一部をまとめてみました。
ジュイ、シノワズリ、イギリス、オランダetc
鮮やかな赤地で有名な「ロシア更紗」とも「ウラジオ更紗」とも呼ばれるものは含みませんでした。これはロシアなどで作られたものではなく、産地不明だからです。
以前にフランスに行ったとき、リヨン染織美術博物館は2日間かけてうろうろしてきましたが、今度はミュールーズにも行ってみたいです。
- 小さなペイズリー
- 小さな柄たち
- 19Cイギリス更紗小裂
- 巾着
- 布の額
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2019.04.07 Sunday
いつもお世話になっている歯医者さんが新しい場所に引っ越しをしました。白い壁がさみしいのよね〜と歯医者さんのぼやき。
じゃ、古布の額でもつくりましょうか?ということになりました。
先週新宿の世界堂で八つ切りの額を買っておいたので、ちょっといたずら気分で2枚作ってみました。
18世紀のインド更紗「生命の樹」と19世紀のヨーロッパ更紗張り合わせの2枚です。
ちょっと布を飾るのも楽しいかもしれません。一枚布より、張り込みの方が作る過程を楽しめるようです。
そういえば、世界堂の駐車場は地下1階にあり、地上1階から車に乗ったまま車ごとエレベーターで地下に移動して駐車します。移動は瞬時のことですが、不思議な感覚に襲われます。
- マイ・トワルド・ジュイ(16)
- マイ・トワルド・ジュイ(15)
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2019.01.13 Sunday
昨日東京では少しだけ白いものがチラつきました。寒かったですね。
我孫子の畑では雪は舞わなかったようです。この冬、雨がほとんど降りません。植えつけたエンドウの苗やチューリップの球根が水不足でかわいそうです。
チューリップはプランターに移して、自宅に持ち帰りました。水だけでもあげたいですもの・・・・
さて、今日は畑の話ではなく、トワルドジュイ。
以前にMy ジュイ シリーズを載せましたが、また再開したいと思います。
ハンティングシリーズです。
猟犬と共に狩りを楽しむ貴族の姿を描いた人気柄のトワルドジュイ、イノシシやカモ、ウサギや鹿等、狩猟にまつわる様々な動物達描かれた美しいトワレです。