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フェイドアウトの更紗

昨日お茶事に出かけたとき、腰掛待合の円座について考えました。用意されていたものは、正式な菅(スゲ)の1尺Φの円座でした。

私の茶室はどうするの?と自問。どうも、菅を準備する気持になりません。何しろ計画のステータスが茶室以下ですから。

古い更紗で円座もどきを作ってみたらどうかしら?以前にどこかで赤地ペーズリーのヨーロッパ更紗で作った円座見立てが用意されていた茶室がありました。ヨーロッパ更紗では何だかお煎茶風になりそうだし、裂地も薄くてすぐ破けそうな気がしますし、腰掛がにぎやかすぎる。古い和更紗ならどうでしょう?

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江戸末の堺更紗、布団表一枚分を思い出しました。十分に時間をかけて、かけた時間の分だけ全体にフェイドアウトしています。尺四方に角を少々フィレットして円座風にするそんな計画です。この裂は、140x175cmの一枚もので出来ています。江戸末頃にこの幅の国産木綿布は織れなかったはず、手紡ぎの白布で輸入されたものに堺で染められたものでしょうか?布の質感は鬼手印度更紗の裂と似ていますが染めはどう見ても堺更紗で、ちょっと不思議な布です。

以前に友人に話したとき、1枚ずつ裂地を変えて作ったらと言われました。それも面白いけど、遊びすぎでは?さて、我が家の円座はどうなるでしょう?まだ先のことですから、ゆっくり考えたいと思います。

author:Muu, category:更紗・縞(和物), 10:43
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武州の唐桟

ネットで面白い小冊子を見つけました。

昭和48年にギャラリー吾八というところが発刊した「これくしょん」53号・・・この号は、武州で唐桟を作り継承している3代目の故斉藤豊吉さんの話が書かれています。表紙に5.5x3.5cm 程の斉藤さんの手による本物の唐桟裂が貼られています。

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渡りの唐桟を忠実に模すために、40番〜60番手の双糸を用い、手間のかかる植物染料で木綿糸を染め、織り上げた唐桟です。

斉藤家に伝承されている唐桟は、明治初年、昭憲皇太后の殖産所で、千葉県印旛郡白井村出身の斉藤茂助が伝習し、以来、館山において、代々その技法を受け継いでいるのだそうです。

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和唐桟にも、このような味わい深いものが有ったのですね。

author:Muu, category:更紗・縞(和物), 21:51
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芭蕉布

先月入手した芭蕉布の裂帳、51種の芭蕉布の小裂が貼りこまれています。

20年ほど前に芭蕉布を使って洋服を作成していた方からで、今は貴重になった裂を大切に使っているそうです。20年前でも、芭蕉布は高価だったと思いますから、一枚一枚が愛おしいものなのでしょうね。そんな裂帳を分けていただきました。

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先染めの縞芭蕉布に沖縄藍で型染めされた裂も数種含まれていました。私が持っているのは、細い縞と無地の数種なので、ワクワクしながら眺めます。糸を作り出す工程から想像すると、人の手のすごさに脱帽しそうになります。

author:Muu, category:更紗・縞(和物), 09:51
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大正更紗?
NETに「大正更紗の半襦袢」というものが出ていました。
一見すると、柄行、染め、糸味どれも大正更紗っぽくありません。「ひょっとしたら、ピンポンかもしれない」と思って求めたものが昨日届きました。予想的中でピンポンでした。
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何度も水をくぐって、輪郭の墨黒はほとんど落ちて薄くなっていますが、大正更紗よりもっと時代の古い京更紗でした。織糸も大正更紗の紡績糸とは違って、ほっこりしていました。大正更紗は仕覆裂には用いにくいですが、これなら仕覆や道具風呂敷に使えそうです。畑の往復の車中で一気に解いてしまいました。
author:Muu, category:更紗・縞(和物), 01:45
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和更紗の風呂敷
仕覆を頼まれている大振りな徳利の箱の風呂敷、中の仕覆にはインド更紗を用いましたが、さて、風呂敷はどんな裂を持ってくるのがいいのでしょう?お客様の希望は、唐木綿でした。唐木綿では地が厚すぎて風呂敷には無理なので、箱も仕覆にする?しかしながら、中外の仕覆が裂の重さを競い合うようになってしまいます。そっと寄り添う風呂敷にしませんか?と了解を得ました。
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布は幕末の和更紗で二幅物の風呂敷です。何度か水をくぐり、少しフェイドアウトした部分も、風呂敷の優しさの表情の一つになりました。
author:Muu, category:更紗・縞(和物), 22:42
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珍しい和更紗
 先日の骨董市で入手した少し珍しい和更紗です。江戸縮緬が裏打ちされた幅65cm程の小風呂敷サイズですが、風呂敷に使われた形跡はありません。作られたまま、ほとんど使用されず時を刻んできたもののようです。
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糸は手紡ぎ、大小の藍の巴(ともえ)文と百合?らしき花文で構成され、楽しさと静けさが共存しています。
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産地は解りませんが、時代はかなり古いと思われます。。
author:Muu, category:更紗・縞(和物), 22:06
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繊細な京更紗
 細い墨線で輪郭を締めた密度の濃い凝った作りの京更紗です。
同じ図柄が、「白地花入り変わり格子天井模様更紗」という名称でNETに紹介されています。
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色も驚くほどよく残っています。
今に残る京更紗は、耳の部分を見て・・・昔は、こんな色目だったのねと思うのが常ですが、これは・・・縫い代で隠れていた部分の耳の色目と表に出ていた部分の色目に大きな差がありません。
このように細かい図柄の場合は、色数分の型紙がずれないようにホシあわせをして、全体の色を統一しながら染める高度な技術が必要でした。上右側の画像にホシあわせのホシが出ていますが、版の長さは12.5cm、これを反復する・・・気が遠くなる作業だったと思われます。
author:Muu, category:更紗・縞(和物), 23:51
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長崎更紗に会いました
 堺更紗という名で売られていました。
しかしながら、構図、色、サイズ、糸味・・・どれを取っても長崎更紗です。ずいぶん前から完品の長崎更紗に出会うことはなくなりましたが、それでもこのように「私は長崎よ」とこっそりささやく更紗に出会えるのは、嬉しいものです。
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中央は獅子と牡丹、ボーダーは山水柄と唐草・・・これぞ日本の更紗といわんばかりの構成ですが、図柄の表現は中国やインド、日本がミックスされています。長崎更紗に使われる色(クリーム色、草色、茶の濃淡、灰色、墨色、はなだ色、ブルーグレー)は、概ねここに使われています。
手紡ぎのざっくりした木綿糸もふわふわです。風呂敷として長く使われたのでしょう、四隅の裂が引っ張られダメージを受けていますが、時代を考えると全体的にダメージは少ないほうです。
author:Muu, category:更紗・縞(和物), 23:56
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紅型
 ここに紅型を載せるのははじめてです。更紗のジャンルに入れるのは少々無理があるかもしれませんね。古い紅型の懐紙ばさみです。
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紅型は、古く13世紀に起源すると言われる沖縄の代表的な染織です。昔、沖縄を旅して先ず訪れたのが紅型工房でした。独特の色と型を駆使して柔らかな表現をかもし出す紅型は、一般的な型染め?とまるで違います。これは、解いて額に入れようと思っていましたが、まだそのままで鑑賞中です。
author:Muu, category:更紗・縞(和物), 22:53
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兎?京更紗
 動物の丸文柄の京更紗です。
藍地の中は、兎?と思っていましたが・・・しっぽが長い!前肢と後肢の長さが兎と違うなどなど・・・よく見ると違う気がしてきました。
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墨線の表情がよく効いた面白い更紗です。糸もざっくり、しかし織目はつまっています。
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なんとなく構図としては未完成な和更紗も素朴でいいものです。
author:Muu, category:更紗・縞(和物), 01:40
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