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緑のインド更紗

茜色のインド更紗が多いですが、これは緑です。

19世紀初期に作られたものと思われます。

葉のような形を防染して藍に浸し、白で残した部分に線画を手描きしています。線画はほとんどが退色していまがわずかに垣間見ることができます。

織幅は46cmで、両耳が残っています。

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左の画像は、反端で印と文字がプリントされています。

author:Muu, category:更紗(インド・ペルシャ), 10:46
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手描き+木版

19世紀のインド更紗裂です。手描きと木版の併用ですが、手描きの占める割合が多いです。

花の構図は数種ありますが、版ずれと手描きの相乗効果で同じものがありません。細かい中に素朴さのあふれる裂になっています。

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インド茜、インド藍、ザクロの色が少しフェイドアウトするもののきれいに残っています。さて、何の仕覆に変身しましょうか?

author:Muu, category:更紗(インド・ペルシャ), 23:40
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スバギのはぎれ

19世紀後半のスバギはぎれです。ほどよくフェイドアウトし、茜と藍の強烈な色が柔らかく溶け込んでいる感じがします。

鋸歯紋の部分をよく仕覆に使ってほしいといわれますが、よほど高さがある大きなお道具でないと、鋸歯の様が消されてしまい、結構難しいものです。

李朝の花入れか何かに使ってみましょうか?

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author:Muu, category:更紗(インド・ペルシャ), 22:50
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金更紗

このブログの中で金更紗のことを書いたのは今までで2回くらいだったと思います。

毎月、毎週骨董市を回っていた昔の頃、金更紗にはまったくと言って興味がありませんでした。きらきらした様が自分向きではないと思ったのでしょうか?

少し手の甘い金更紗は、そんな高い値段で取引されていませんでした。今思えば、買っておけばよかったですが、その時その時でキレに付き合って来たわけですから、それでいいんですよね。いつのころからでしょうか?ピタリと市に出なくなりました。

久しぶりに出たわよとお店の人に言われて、、、、昔だったら買わなかった金更紗を買ってしまいました。鋸歯文だったのねと思うところが残っています。

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もう少し細かい金更紗は、昔の懐中物などに使われていたのを見ることがありますが、さて、出し帛紗と古帛紗でも作ってみましょうか?

author:Muu, category:更紗(インド・ペルシャ), 02:42
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ALL手描き

もう出会えなくなって久しい総手描きのインド更紗・・・まだ、ありました!

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型を全く使っていませんから、その文様の柔らかさ&暖かさは絶品です。長い時代を経て、部分的に薄くなったり、穴があいたり、またそれを別のインド更紗で補修してあったりと、この裂に関わって来た人たちの思いが詰まっています。

author:Muu, category:更紗(インド・ペルシャ), 23:46
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ボーダー構成のペルシャ

土曜日、葬儀に出席するため羽田に向かおうとしていたとき、携帯に「ペルシャとインド見てください」と篠山の人からメールがありました。こんなバタバタしている中ですが、やっぱり「裂見ちゃいます」病気の私?。

メールをやり取りした後、リムジンの中で購入の連絡、今日その子達が届きました。まずは、久しぶりのペルシャ更紗です。

表は、9枚のペルシャ更紗が細かい針目でボーダーと継がれています。裏は繊細な柄のヨーロッパ更紗です。

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周囲の縞更紗もとても繊細で発色もペルシャらしい一品です。

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カンピン過ぎて、はさみは入れられませんね。

author:Muu, category:更紗(インド・ペルシャ), 20:32
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天井格子文更紗

18世紀、インドのコロマンデルコーストで作られ、スマトラに輸出されたスバギのはぎれです。

スバギは細番手の木綿糸を使った布が多い中、これは手紡ぎ手織りの優しい布肌が特徴です。木版と手描きの併用が各所にみられます。

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円華紋が入る格子の1辺は、わずか4.5cm ほどです。花芯の様や周囲の茶の花弁は全ての格子で異なります。手描きならではですね。

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ボーダーの格子交点に5x5の市松格子があり、その1辺は3〜4mmで、×が手で描かれています。

前回アップしたスバギと模様の繊細さを比較するとその差がよくわかります。時代が古いほどこのように、どこを見ても古き人の手と汗が感じられます。

author:Muu, category:更紗(インド・ペルシャ), 22:16
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タナ・トラジャに伝来したインド更紗

18−19世紀、インドのコロマンデル海岸からインドネシアの富裕層向けに輸出された繊細な手紡ぎ木綿の更紗です。

258x108cmの完全な長さの一枚布で両サイドの鋸歯文部も完ぺき、今ではなかなか入手できません。

ブロック捺染と手描き併用の繊細で緻密な文様が描かれています。手描きのこげ茶の部分のみ全体的に退色しています。

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200~300年の間、大切に大切に何人もの人の手を渡りながら大切に保存されていたのでしょう。木綿地に大きな穴も見当たりません。

よーく見ると、数か所の補修部分がありますが、上手の補修が施され、ほとんど目立ちません。この補修から察するに、どんなに大切に扱われてきたのかがわかります。

 

author:Muu, category:更紗(インド・ペルシャ), 23:38
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シャム更紗

今日はパンではなく更紗です。

シャム手、19C末ころのものでしょうか?小さいながらとても状態がよい小裂です。

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シャムらしい手描きのラインが美しく残っています。

author:Muu, category:更紗(インド・ペルシャ), 23:43
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蔓薔薇のインド更紗

入院前にオークションで求めていた更紗が届いていました。

よく目にする蔓薔薇のインド更紗のハギレです。このブログでも同種を掲載したことがあると思います。

18世紀から19世紀の長い期間に渡りスタンダードで日本にもたらされたもので、微妙に版の大きさ、版そのものや染め方が違います。

一番多いタイプは、以下の2種です。

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今回入手したのは、以下です。

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花の版が2種ありどちらかというと版が雑で、花芯に茜があしらわれています。また、蔓の部分全体に緑(たぶん元は緑)が挿してあります。蔓は、上の茶のパターンに似ています。

比べてみると違いが良く分かります。やはり、ロングセラーだったんですね。

author:Muu, category:更紗(インド・ペルシャ), 17:44
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