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五島美術館
「茶道具取合せ展」に行ってきました。ゆっくり静かに裂を見たいと思って日曜日にして、正解です。お目当ては、渋谷玉恵コレクションの中で初公開の更紗です。澄み切った青空の下、シンボルの大欅が迎えてくれました。
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求めて来た絵葉書より2点
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以下、自分用のメモ書きです。シャープペンでメモをしていたら、金属物はダメなのでと係りの人から注意を受け、鉛筆を貸してもらいました。今後注意しなければなりませんね。

・井戸茶碗 銘 九重(朝鮮(李朝)時代・16世紀) 仕覆 裂:有栖川錦、茜地に金錦、緒:濃い目の白茶(仕覆の大きさに比して緒は細目で、結んだ状態で口外径2cm内側にバランス良し)
・亀甲蒔絵棗(室町時代・16世紀) 仕覆 裂:藍地鳥襷緞子、緒:金茶 替仕覆 裂:白地格子間道、緒:紫
・青貝布袋香合(明時代・17世紀) 箱包裂:藍地印度花更紗文縁ボーダー使い、袷仕立て、裏は薄茶? 花文は茜主体、直径は30〜40mm程で繊細な手描風
・瀬戸瓢形茶入 銘 春慶瓢箪 中興名物 茶入仕覆 裂:望月間道(絵葉書では赤味のある地に見えますが実際は薄茶地に白子持藍、白縞が各1筋、横使)他の替仕覆2点は展示されていませんでした、緒:金茶
挽家の仕覆 裂:茜地チャンパ裂(藍、薄茶の縞、縦使)緒:金茶細目

・西欧更紗手鑑 渋谷玉恵コレクション:白地に茜一色の大柄銅版捺染更紗1点、赤地銅版花柄更紗6片
・更紗手鑑(1)渋谷玉恵コレクション:17〜18Cの印度古渡り、本鑑には234点の裂収中、展示されていたのは25点、笹蔓手(金更紗、更紗)、ウンヤン手格天井、解き袋など文様で分類されて貼り付けされていました。
井伊家伝来の彦根更紗(東博所蔵)と共通するものも含まれ、1700年代に発刊された古文献「佐羅紗便覧」「増補華布便覧」「更紗圖譜」に掲載されているものも多く、本でしか見たことがないものがほとんどですから全て上手の更紗で構成されている様に感激しました。
・更紗手鑑(2)渋谷玉恵コレクション :主として印度更紗、鬼手、古渡り、ジャワ渡り鋸歯文など混在で132点中の中、展示は15点有名な薔薇文の茜地、茶地も含まれていました。鋸歯文の部分が大きく見開きに続けて貼られているのは圧巻です。これに似ていました。
・獅子草花文金華布懐中煙草入れ 渋谷玉恵コレクション :前田家伝来で有名なこの文様の更紗、同品と類似していますが、こちらのほうが繊細で金がよく残っているように感じました。
・名物裂手鑑「切鏡」 渋谷玉恵コレクション :小さな小片の間道、モール、緞子、紗錦、金襴など336片の内一部、ごく細密な藍と茜の算崩しには右から「ヲクシマ」のカタカナが振られていました。
・裂手鑑「名物切鑑」渋谷玉恵コレクション :緞子、金襴が主体、見たことのない渡り裂の名称文字が読み取れませんでした)

渋谷氏の古裂に対する深い思いと愛情を感じながら帰宅した今も、頭の中は更紗・更紗で一杯です。
author:Muu, category:お仕覆, 17:40
comments(3), trackbacks(0), - -
Comment
いつも楽しみに拝見しております。
私も五島美術館、茶道具取り合わせ展に行って参りました。
そこで、秀吉がおね宛てに書いていた消息が軸装されていたのですが、中廻しのインディゴのような美しい藍色の裂地は、何処のものだろうか、と疑問に思いました。
繊細なタッチの文字(秀吉って美しい文字を書かれる)と、なんとも美しい藍の色が新鮮で、忘れられません。覚えていらしたら、ぜひ教えていただきたくお願いいたします。
つた, 2016/02/12 10:14 AM
つた様
コメントありがとうございます。
秀吉の消息は2幅出ていましたよね。1幅は千利休の写しでしたから、おね宛の方ですね。
ごめんなさい、更紗ばかりに夢中で、おっしゃっている中廻しの裂地について記憶がありません。もう一度行けたら確認したいものですが、14日まででしたよね。お役に立てずすみません。
Muu, 2016/02/12 7:50 PM
お返事ありがとうございます。
そうです、おね宛の方です。五島のものではないようでした。また、いつ巡り合えるのか、楽しみにしたい一幅です。ありがとうございました。

つた, 2016/02/15 9:13 AM









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