RSS | ATOM | SEARCH
細島カピタン裂
17C(江戸時代初期)にインドで作られ、ポルトガル人の南蛮船やオランダ人の紅毛船の初期に舶載されたと言われる甲比丹(カピタン ← キャプテン、船長)は、木綿と絹の交織の平織りです。当時の富裕商人や数寄者が憧れ珍重したことが古い裂帳などから想像できます。以前に紹介した甲比丹は、特徴的な杉綾の織りが出ていましたが、今回のものは島が細くまた織りの様子が少し違います。
20160520capitan120160520capitan2
緯糸が木綿の白ではなく、茶綿で、経糸の絹も白茶と茶の2色が用いられ、茶系の濃淡のみで構成され枯れた美しさを出しています。
20160520capitan320160520capitan4
この裂が400年、どんな時を刻んできたのか?裂に聞いてみたくなりますね。
author:Muu, category:渡りの裂(その他), 23:03
comments(2), trackbacks(0), - -
Comment
こんにちはMuuさん
ワタシもこの裂買いました。
一見地味に見える裂ですが、織り込み部分をみると、うっすら白糸にピンク色がのっていて製作当初はもう少し華やかな色合いだったようですね。

史料等との付き合わせが出来ていないので江戸初期まで遡れるかは判然としませんが、子細を観察するとやはり相当古手な甲比丹ではないかと思います。
この手の裂で江戸中期かそれ以前に成立した裂手鑑などに記載があればかなり有力な史料となるはずですが、はっきり成立年代が判るものがないので、私も判断しづらい裂ですね。

はっきり江戸初期以前が確実な裂を是非一度で良いので持ってみたいですね。
桟留縞, 2016/08/01 5:33 AM
桟留縞さん
そうですか。お求めになりましたか。
確か2枚出ていて、1枚はオークションにまわしたようですね。
そのうっすらピンクが艶やかだったのを想像すると、わくわくしますね。
Muu, 2016/08/01 7:18 AM









Trackback
url: http://blog.nakaji.moo.jp/trackback/975683