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紹鴎間道
庭で転んで右手首の骨を傷めてしまいました。朝一番の打ち合わせの後整形外科に行くと、にわかにギブスの人となってしまいました。ギブスをつけるとき、マウスとキーボードは使えるようにしてくださいと先生にお願いしたら、笑われてしまいました。そんなわけで、しばらくは針を持つこともハサミを持つこともお箸を持つこともできません。右手を使わず、昔の本をペラペラ見直す時間が作れそうです。

30年前1986年7月の「なごみ」名物「間道裂」考 を取り出してみました。
大名物「紹鴎茄子茶入」の仕覆裂として有名な紹鴎間道の面白い記述と写真を発見。
20160526jououkandou
普段私達が目にするこの間道は、藍と白茶の千鳥格子の部分のみですが、本来の裂のボーダー部分までを含めた仕覆裂として売られていた1セットです。昔は仕覆裂屋という専門の裂屋が存在しました。側面2枚と底をセットにして、値段をつけて仕覆裂として販売されていたものです。
画像の紹鴎間道は、解袋で裏には墨と胡粉で2つの異なるしつけと縫目、縫糸が残り、最初は現状と天地を逆にして仕覆が作られ、次に画像のように赤の部分が下に作られ、そして解かれて3度目の仕覆になるのを待つ裂として売りに出されていた様子が裂の歴史として刻まれているのだそうです。このセットで30両の値が付いています。当時としては、すごい金子なのですね。
これを見ると、明らかに阿蘭陀木綿縞、おそらくインド産であろうと記されています。紹鴎間道:藍と白茶強撚太細の縞⇒阿蘭陀木綿、茶祖への敬念を時新たにして伝えたられた裂として、なるほど納得です。
 
author:Muu, category:お茶の裂地, 23:33
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