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久しぶりのお茶事

仕事のせいにしてすっかり茶道から離れていた昨今ですが、今日は「松尽くしの」正午の茶事に行ってきました。イブイブだから、少しクリスマスっぽい小物で・・・着物を着るのも久しぶりのことです。

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今日は何と正客役、最初はとても緊張していましたが、初炭が始まる頃にはもうすっかり今日はじめてお会いした連客の方々と和気藹々・・・表1名、江戸千家1名、裏3名の構成でした。同門の茶事と違って、様々なことが聞けてとても勉強になります。こういうとき、表はこうして、江戸千家はこう、裏はこうするといった感じです。例えば、茶入拝見のとき、裏はお茶を使い切っていますから茶入を傾けても大丈夫、しかし、表はお茶が残っているから傾けるのはNG。じゃ、1碗5名分のときは人数分数えて茶碗に入れるのですね。途中で声を掛けて時蕎麦になっちゃうとまずいですね。

 

しかも、お茶室が京間4畳半で、今私が計画しているのと全く同じです。木の使い方、明かりのとり方、床柱の納まり、網代(3尺、勾配)と葦(平)の天井、天井見切りは桜の皮付き丸太、蹲、踏石、腰掛待合、勉強の数々です。計画当初有名な茶室設計の専門家に相談を持ちかけたが、工費の桁違いから、近くの工務店に工事を依頼された。工務店の社長さんは長年茶室を手がけてみたいという夢があり、自ら鹿児島に出向いて屋久杉をトラックに満載して帰って来たとか。床柱は末口135程の錆丸太で末は畳寄を越えて畳の縁にめり込んで納めてある、水屋との境の欄間は450x2900程の皮付き屋久杉一枚もので樹形がそのまま表現されるなど、作り手のパッションが各所に満ち満ちています。この工事だけで7ヶ月を要したとのこと、さすがに立派なお茶室でした。家はここまで行けない、和室以上茶室以下でいいとボーダーを引いて帰宅した感もあります。

心のこもった手作りの懐石の数々、驚きながら美味しく頂きました。後座の花は、利休という名前の和蘭でした。詫びた色目と風貌がご馳走でした。薄茶が終わって、ご主人様が釜の湯でコーヒーと紅茶を入れて?点てて?下さいました。美味しかったこと!またお茶会に行きたくなってしまった私です。

さて、一日楽しんで来たので残りの仕覆作りに集中しなければなりませんね。

author:Muu, category:お茶, 19:26
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