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初心に帰る(5)

緒の次は、つがりをよります。

つがりも水道水に通して、自然乾燥させます。乾くといよいよつがり付けです。

片側の口の裏に合わせたテープを作り、12等分の印をつけておきます。このとき、一つ置きに○とか×とかのマークを付けておくと途中で混乱しません。普段は、これを付けませんが、今日は初心に帰って・・・×を入れました。×は針を裏から表に、×なしは、針を表から裏に、この順番を繰り返してつがりを付けます。使用する針はメリケン1号です。針には和針と洋針があります。仕覆なのに何故洋針?メリケン針は、洋裁用の手縫い針で1号から12号まであります。針穴が楕円形で針先が急にとがっていますのでつがり付けに適しています。帆刺し針を使われる方もいらっしゃいますが、メリケン1号よりも針径が大きくなり、今回のような目の詰まった渡りの布に用いると、針穴が大きく開いてしまって、布を痛め、袋のもちが悪くなります。

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つがりの付け始めと付け終わりは、胴突きという作業をします。つがり糸につがり糸を通して突き抜いて固定するおまじないです。静脈注射の血管を探す操作に似ています。うまく行くときは、1度で突き抜くことができますが、そうじゃないこともあります。

修理を頼まれて、仕覆の一部を解くことがありますが、この胴突きをしないで玉留をしているのも見かけることがあります。つがり糸の玉留ですから大きな玉になり、当然表に響きます。でも、玉留の方が絶対楽ですよね。

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つがりが付け終わると、一度お道具に着せてみます。まだ、戻れますから。OKならば、緒をタコ糸に変えて、お道具をラップで包み、全体にしっかり霧吹きをかけます。濡れた状態で口のひだを調整して、自然乾燥させます。仕覆のパーマネントプレスというべきでしょうか?

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author:Muu, category:お仕覆, 23:50
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Comment
精神統一や、裁縫部屋の静寂を感じる「初心に帰る」、またまたお邪魔してしまいました。
仕覆づくりもいよいよ最終段階でしょうか。
3月28日の稽古の時、初めて茶入と仕覆づくりのことをお話ししました。
皆で楽しみにしています。
暁庵, 2019/03/31 1:44 PM









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