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解体

今週はじめから解体工事がはじまりました。

解体中の現場を目にするのは、複雑な心境です。

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あそこが台所の壁、こっちが・・・と思い出の限りが頭をよぎります。

来週行くともう、鉄骨部分だけになっているのでしょうね。

author:Muu, category:建築, 22:29
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茶室の寸法

自宅の引越しが今週末と直前になりました。

そんな中、図面の方も決めて行かなければなりません。

茶室の各部の納まりをどうするか?ここが一番考えるところです。標準寸法に全てを置き換えて行けば楽?しかし、防火指定のかかわる部分は本来の作り方が出来ません。にじり口の板戸の外側には、防火戸を置き2重構造になります。

床の間の壁に設置しようと思っている下地窓も同様です。内側に媒竹の下地窓、外側に防火窓の組合せ、どうもおかしい構造ですが都内の小さな敷地に目いっぱい建物を建てようとすると、全ての外壁が延焼のおそれのある部分に入ってしまいます。

いっそ、敷地の真ん中にペンシル状の5階建てを建てればうまく行きますが、それも工費と使い勝手が問題になります。

 

さて、以下は自分用のおぼえがき

落し掛けの位置:隣接鴨居下端〜7寸(21.21cm)〜8寸(24.24cm)

にじり口の寸法:W 2尺(60.6cm)or 2尺1寸(63.68cm)

        H 2尺2寸(66.66cm)or 2尺3寸(69.69cm)

畳に干渉する床柱: 欠き込み or 竹の子

床柱の径の呼名: 末口⇒最上部、目通り⇒人が立った目の位置、元口⇒最下部

無双:掛け軸を吊るす釘がついた横木を無双四分一(無双)。幅の違う掛け軸をバランス良く二幅、三幅と掛けられるように釘が左右に動くようになっていて、一般的に杉や桧の無双が用いられるそうです。

 

お恥ずかしい話ですが、支給にする床の間材料を材木店から購入して、「無双はおまけでプレゼントしますが、何幅掛けですか」とメールで質問されて、意味がわからず調べた経緯があります。

床の間の釘類にも全て名前があり、流儀によっても違いがあります・・・深く考えると、底なし沼に入ってゆく感じがしますが、「和室以上茶室以下」を旨とすれば気持が楽になります。床柱に桑の原木を用いるところからして既に格式高い茶室ではなく、砕けた茶室になりますし、茶室として計画する部屋も普段は居間続きで居間として使われそうな雰囲気ですから。

author:Muu, category:建築, 22:30
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ノスタルジー構造用教材

新年早々、面白くない話題でごめんなさい。

家中の片付け続行中、出てきたものです。建築系の大学へ行って建築を学び始めると必ず買った日本建築学会の「構造用教材」昭和24,5年版です。もちろん、主人や私が学んだ時代よりずっと以前に発行されたものです。

鉄骨もまだ型鋼といえばレールしかない時代、継手はリベット、有名なビルのS,SRCの柱リストや鉄骨詳細図が建物名称付きで紹介されていたりして、見る絵本のような錯覚を覚えます。

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構造形式の中にレンガ造があったのですね。右は、今の構造用教材で日本建築学会のHPに掲載されているものです。私達のときは2冊に分かれていましたが、今は1冊、しかもデジタル版もありました。会社の人に聞いてみると、ボクは1冊でしたとか2冊だったとかかえって来ますから、年代のバロメータになるのかも知れませんね。

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昭和24,5年当時価格は2冊で380円でした。

author:Muu, category:建築, 13:54
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建物見学

個人住宅の見学に家族で行ってきました。木の使い方の勉強です。

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壁、天井はエッグウォールと普通のクロスのコンビという使い方をしていました。普通のクロスもクロス屋さんの腕次第なんですね。ここは、どこに継ぎ目があるか全くわからない美しい貼り方をしていました。見れば見るほど木の不思議に魅せられます。

author:Muu, category:建築, 22:32
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見学

竣工近いゼロエネルギー個人住宅の見学会に家族3人で行って来ました。

内壁は納戸以外、超撥水調湿壁紙「さらり」を使っていました。和紙の自然な凹凸と陰影がいい感じでした。

和紙の壁紙は施工時継ぎ目部分を重ねてカッターする一般的なクロス貼りの方法だと片側の糊がカット後残ってしまって、質感が変ってしまうため、突合せして貼りこむしかなく手間がかかり腕のいい職人も少ないのだそうです。

う〜ん、少し高いが「さらり」or「オガファイザー」か?しかし、どちらも白系しかなく選択肢は少ない。

 

納戸は、壁:プラスターボード仕上げなし、床:コルクでした。下地に使うプラスターボードをそのまま出すというのも、コストダウンと思われますが、施工側からすると、普通は隠れるジョイント位置、ビス位置など細部に気配りが必要で施工手間がかかるようです。

 

室内の建具は、全てシナベニヤが使われていました。シナベニヤの白っぽさよりラワンベニヤの暖かさが好きな私・・・しかし、最近は質の良い、そろったラワンベニヤの入手が難しいのだそうです。ラワンベニヤ目透かしがいいんだけど・・・シナベニヤとラワンベニヤの価格差はそれ程大きくないし、大工さんが嫌がりますときっぱり言われました。OSB合板だとダメかしら?

 

床は、水廻り以外、唐松無垢の105幅、無垢ですから今日のように湿度が高い日は膨張して板幅の中央が少し盛り上がった感じ、涼しくなり乾燥してくると収縮して継ぎ目の隙間が少しできる・・・そんな変化が起きます。これを好むか好まないか?で無垢がいいか、貼り物がいいかを決めることになります。床も変化して大丈夫と今は思っています。前回見学した家の床は杉の赤味で足裏に柔らかさを感じましたが、今日の唐松はあまり自己主張しない材のように感じました。いろいろ見るといろいろです。

author:Muu, category:建築, 19:14
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構造見学

ネット・ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)の木造2階建の建築途中を見学させてもらいました。

ZEHは、一定の基準に断熱性能を高め、エネルギー消費量をおさえて消費するエネルギーよりも太陽光発電で作るエネルギーを多くしてそのプラスマイナスをゼロ以下にすること。見学例は、まだ設置されていませんでしたが、太陽電池とOMソーラーの組合せだそうです。左は、OMソーラーの空気を階下に運ぶパイプ、右はOMソーラーのシステムを設置する屋根裏で、右端に装置の一部が見えています。

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内外仕上げをしていないので、どんな構造部材をどのように使っているか、その納まりがよくわかりました。

地域木材利用の補助金を受けるには、50%以上国産材を使用しなければならないそうです。土台は桧、柱は杉、梁は杉と米松を使用、少し大きなスパンの梁だけ無垢ではなく、集成材を使っていました。

 

都内は、敷地がよほど広くない限り殆どの場合、外壁が「延焼のおそれのある」部分に引っかかり、防火の制限を受けます。建具に防火シャッターを取り付けるか、網入りガラスにするか二者択一です。前者の方が安い、網が視界を邪魔しない、そんな理由から前者が選ばれるのが殆どです。しかし、あの防火シャッターのシャッターボックスはどう見ても美しくありません。

今日の作例は、1階のシャッターボックスを2Fのベランダの床下に400ほどの切り欠を作り、外部から見えないようにしていました。2階のベランダは1200のはね出、屋根庇は1500、防火シャッターのボックスは、1階の外部から殆ど見えないのでそのまま露出・・・こんな工夫がされていました。

 

もう一つ、階段と部屋の間仕切りにシナベニア5.5mmを表面にはった厚み30mmの4x8コンパネを2枚接着し、仕上げなしの壁・・・大工さんは嫌がりますが壁厚60できれいな壁、これに段板の切り込みを加工する墨が入っていました。これもいただきたい納め方の一つでした。見れば見るほど勉強になります。

author:Muu, category:建築, 13:34
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赤身と白太

今日の夕方、明日お施主に引渡しをするという住宅を見学させてもらいました。

畳の一室とトイレ以外の全ての床は、杉無垢のフローリング、建具や造作家具は楢とラワン、階段は唐松を使っていました。

前回見学した家の床は、数種の無垢材が使われ、それはそれで面白い表情を出していましたが、1種の床材の統一感はまた違った落ち着きがありました。

使われている杉は120x15mm の節有赤身でした。赤身と白太が混ざった源平ほどうるさくない印象がしました。何より、杉は木の中でも柔らかい材ですから、足裏にその柔らかさを感じるのです。もちろん、使っている内に柔らかい部分が少しへこんで浮造り風に変化し、表面が平らではなくなります。これをよいと感じるかそうでないかは好みの問題かも知れません。

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今まで、ハウスメーカーでも何種もフローリングを見て来ましたが、足に柔らかさを感じるものはありませんでした。足に感じるソフトさは不思議な体感でした。

赤身は杉の心材から取り、白太は周辺材から木取りしますので、白太より赤身の方が硬く、水にも強い、その分値段は高くなります。経年使い込むと、赤身も白太も同様に変色して行くから白太も目立たなくなり、関係ない・・・安価な源平でいいのではないかという人もいます。

わが家族3人は、こうやって見学するたびに、あれもいいね、これもいいねと・・・とりあえずまだ金銭的な決断を抜きにして語りあいます。今は、トイレと脱衣室の床はコルクにしようという点でのみ3人の意見が合っています。

今日見た家の納戸の壁と天井はプラスターボードむき出し、床は杉無垢でした。天井にはプラスターボードにダウンライトのレールが取り付けられています。納戸は書庫になるので、仕上げはなしでコストダウンしたのだそうです。これも有ですね私の裂部屋。

住専地域の建物で高さがおさえられているため、2階の天井は屋根勾配なりの仕上げになっていて、1階のリビングの天井には構造材の木が露出、しかしこれらもデザインとして活きていました。

白い天井から無垢の梁が現しで出ているデザインは最近の注文住宅雑誌などに頻繁に出てきますが、うまく納めないと何故か野暮ったくなってしまう、本当は難度の高い部分なのかも知れません。

author:Muu, category:建築, 00:11
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見学

2月頃に大手ハウスメーカーと契約して自宅の建替え計画をすすめていましたが、気が付けば家中ビニールハウス・・・窓枠は、ビニールクロス3方巻き込み、膳板はMDFにオレフィンシート貼り、ドア枠やカーテンBOXも幅木も・・・木に見えるけど、木の質感には程遠いビニール仕様になっていました。

これでは、いや、今住んでいる家を見回し、昔は新建材がありませんから安い材料でも全て無垢の木、その暖かさは捨てがたいものです・・・自分達が作りたい家のイメージをもう一度再検討し、予算はないけどこういう家が作りたい、ビニールハウスのこの家ではないと結論を出し、白紙に戻しました。

 

そんな中、今日は今お願いしようとしている木造戸建、木を活かすのが得意な工務店のモデルハウス(社員の自宅らしい)を見学してきました。実際に家族3人で住んでいる家です。

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外壁は、タニタのガルバリウム鋼板ZIG・・エンボス加工の表面、V溝波板で頭面取り、縦方向に継ぎ目がありません。屋根もガルバリウム鋼板縦拭き。防火の制限で一般にはいやがる木を、外壁と縁を切るなどして面白く使っています。面白いと思ったのは、小さな窓にもすべて、SUSの霧除けが付いていること、そしてそれがデザインになっていることでした。もう一点、玄関のたたきが一般的なタイルではなく、研ぎ出し・・・ひところ前は、よく見かけました。耐久性と耐水性に優れ、見た目も自然で美しい・・・しかし、業界が手間と工期のかかる湿式から乾式に移って行く中で、全く見かけなくなりました。左官やさんの腕の見せ場だったのですね。まだやっているんだ〜と、今日はとても、懐かしい気持で研ぎ出しの施工例を見ました。

内部はプライバシーの事もあり、写真は遠慮しましたが、ウォールナット、栗、栂、みずめ桜、唐松・・・etcの無垢材がやり過ぎないバランスで配されていました。

author:Muu, category:建築, 20:08
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美術館散歩

気が付けば、世田谷美術館で開催されている「竹中工務店400年の夢」の最終日、、、チケットが手元にあったので、散歩気分で出かけました。

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エントランスでは、巨大径の柱が迎えてくれます。

どうしても、我々夫婦が気になるのは、構造です。東京タワーの鉄骨詳細図や通天閣の柱リスト+詳細図を見て、(I型はありましたが普通の)型鋼もHTB も無かった時代のPL 組み立て柱の細かさにため息、昔私の父がやっていた(今とネガポジ逆の)本来の青焼き図面に懐かしさ、五重塔の芯柱の構造説明に納得、江戸期の筆による手書き図面の細やかさ(面相筆を使った?)に脱帽・・・などなど様々な思いです。

3.11のとき東京タワーの最上部のリベットが緩み、取り替えを行った際の昔のリベットが展示されていました。そう、キャップはあのオレンジペンキのリベットです。

 

世田谷美術館の設計は内井昭蔵、構造は松井源吾です。

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三角形のモチーフが各所に使われいるのも特徴のひとつでした。

以前にここに来たのは、ムンク展のとき・・・娘と二人、もう何年前でしょう?周囲の木々がもっとずっと小さかった気がしますから20年以上は経ていますかね?

author:Muu, category:建築, 16:27
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竹中工務店400年の夢
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―時をきざむ建築の文化史― 2016年4月23日〜6月19日
世田谷美術館で開催されています。
プレスリリース
GW中に行きたいと思っていましたが、誰かに会いそうな気がします・・・それよりも、全く時間がありません。
author:Muu, category:建築, 23:37
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